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腟トリコモナス症の代表的な治療薬はメトロニダゾールとトリニダゾール

トリコモナスの治療薬には、メトロニダゾールとトリニダゾールの2つが存在します。これら2つの治療薬は類似薬として提供されているものであるため、薬の効果や副作用に関してはほとんど同じになっています。

メトロニダゾールは、一般的にフラジールと呼ばれる製品として処方されています。フラジールは、10日間の継続的な投与によってトリコモナスに効果を与える医薬品です。薬物療法では使いやすく、どういった投与法を選択するのかを選べることができる利点も存在します。例えば、フラジール250mgを1日2回を投与することが基本と考えられていますが、これができない場合には3日分の服用量を1回服用することも可能です。

トリニダゾールについては、ハイシジンという製品で処方されています。効果に関してはメトロニダゾールとほぼ同じであるため、用法についてもそれぞれの患者に応じて適切なものを選択することが重要です。ただ、一般的な薬物治療で利用されているのはメトロニダゾールを有効成分とした治療薬であることが多いです。特に、日本ではこの傾向が強いといえます。これは、日本性感染症学会が薬物治療におけるガイドラインを作成しているからです。そのガイドラインでは、メトロニダゾールを有効成分とするフラジールの服用と、膣坐剤による薬物療法を推奨しています。ですから、これらの方法を使う病院が多い傾向があります。

これらの医薬品の良い点は、体内に存在しているトリコモナス原虫を全滅させることができる点にあります。トリコモナス原虫は、体内に感染するとDNAの合成を行いながら増殖を始めますので、このDNAの合成を止めないと増殖を抑えることが難しくなります。トリコモナス治療薬では、このDNAを切断する効果が存在しますので、原虫を効率的に全滅させることができるメリットがあります。

もちろん、治療薬としての副作用が存在するのも事実なのでその点は気を付けなくてはいけません。例えば、服用方法として3日分に相当するメトロニダゾールを1回で投与することは確かに有効ですが、それと同時に副作用が強くなる可能性を否定できません。この方法を、10日間で連続して行うと患者に重大な疾患が生じる可能性があるため注意が必要です。

メトロニダゾールとトリニダゾールは、トリコモナスの治療薬として非常に優秀なのは間違いありません。一方で、使い方を間違うと体への負担が大きくなるリスクがあることは忘れないようにしておくことです。